[編集部より]短歌マガジンでは短歌に関する企画・アイデアを募集しています。 今回はとんだ一杯食わせ者さんからいただいたアイデアをご紹介します。
◯短歌をめぐるさまざまなアイデア
私はよく電車で旅をする。車窓からはいろいろな風景が見える。
以前から思っていたのだが、畑などに立っている空き看板。あれを真っ白なままにしておくのはもったいなくないだろうか。
看板が空いているときは、との土地や所有しているオーナーの事業に関する短歌を掲載したらいい。
短いテキストだけで表現される短歌は、いろんな場所に入り込むことができる。都会の電光サインや壁面モニター、デジタルサイネージの隙間に短歌を表示できないだろうか。短歌は、いろんな場所に表示されたがっている。
場所や雰囲気に合った短歌を配信するようなサービスもあって良いように思う。お茶のメーカーがペットボトルに短詩を掲載するような試みもあるが、そういうメーカーが増えてくれると嬉しい。もっといろんな商品に短歌が掲載されたら、商品パッケージを眺めるのも楽しくなるだろう。
和菓子などが合いそうに思う。だが、スナックやアイス、おにぎりでもよいだろう。私だったら短歌に出会える商品を選ぶ。土地ごと、季節ごと、商品ごとにさまざまな短歌がうまれそうだ。
以前、お皿を洗うと食事代がサービスになるというお店をニュースでみたことがある。では、一首詠めばおまけしてもらえるお店などどうだろうか。
一首詠んだらクッキーがおまけについてくるカフェとか。
一首詠んだらチャーシューが1枚増えるラーメン屋さんとか。
よい短歌はお店のSNSで配信すれば、いろんな人の目に触れて楽しそうだ。こういう妄想をしだすと止まらなくなる。また何かアイデアがでてきたら寄稿してみようと思う。
【文・とんだ一杯食わせ者】
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