はじめまして、dadaと申します。
先月までは動画編集の仕事で慌ただしい毎日を過ごしておりました。納期に終われ、テロップの打ち過ぎで腱鞘炎になり、パソコンの不具合でデータが吹っ飛んだり、修正のために徹夜をしたり…。
喫煙所で悪口ばかり言う奴の嫌いなとこをメモに書き、泣く
好きだったことや、趣味やら美容やら、仕事以外の人間らしいことは、いつの間にかすっかり忘れてしまいました。
今年からフリーランスとして独立する事になり、相も変わらず懐はさみしいままですが、嬉しいことに少しだけ、時間に余裕が生まれました。でも、自由な時間って、どう過ごせばいいんだったかな。
この記事では、わすれちまった感受性のリハビリをしながら、短歌初心者が短歌を詠み、それを読んだ方が”自分ならこう詠むなあ”と想像を膨らませられるような、ポンコツ短歌をお届けいたします。
美味いモン1人で食っても美味いけど家で食べるとそりゃもう美味い
仕事を辞め、久しぶりに家でゆっくり夕食を食べることができた時に思ったのです。机に並べた大好きなおかず、唐揚げ。菜の花の辛子和え。一応用意したレタスだけのサラダ。食器の音や、テレビから流れる笑い声も、平和であたたかいなと。いつのまにかこういった日常や、景色や出来事を、心で受け止めることなく雑に過ごしてしまっていたなあと。
これからはもうちょっとだけ丁寧に生きて行きたいなと。
夜布団にもぐり、好きなものはなんだったかなと考えると、ふと短歌が思い浮かびました。出会いは枡野浩一さんの”ショートソング”です。格式高い、凛として美しいイメージだった短歌が、ラフで気楽で身近に感じられました。それでいて風情があって、格好良くて、大好きになってしまったのです。
好きだったというだけで初心者ですし、言葉を紡ぐのも素人ですが、今までの自分と同じよう慌ただしく過ごしている方へ、風情を思い出すきっかけになればと。
職も金もない人間が何言ってるんだあ〜という感じですが、職も金もないのに細かいことを気にしていてもしょうがないので、思い切って勇気を出して、短歌マガジンさんへご応募させていただきました。
日頃から思ったことや感じたことを文章で表せる方々には、それがとても素敵な事だと再認識できるような、そんな言葉を届けたいと思い、いま、執筆しています。
ダサいけど愚直に心あらわしたポンコツ短歌伸び代しかない
はじめまして、みなさん、よかったら仲良くしてください。
【文・dada】